犬と暮らせば「ご存知ですか?絶滅危惧種犬を」/2016年3月23日修正更新版


犬と暮らせば「ご存知ですか?絶滅危惧種犬を」

夕方、住宅街を歩くとワンチャンの散歩に出くわします。皆さん決まった時間があって通りはまさに「ラッシュアワー」です。ところで最近、散歩で出会うワンチャンの半数は「プードル」みたいな気がしませんか?多分、流行犬なんだと思いますが、「ハスキー」「チワワ」「ミニチュアダックス」など、ペットショップの人気犬戦略でペットが完全に商品化されてる気がします。その一方、消えかかっている犬種がいるのをご存知でしょうか? 血統書登録が年間20頭に満たないものを絶滅危惧種と言うなら、それに該当する犬種が結構あります。愛犬家としては見過ごせない由々しき事態だと思うのですが、その犬種を一寸ご紹介します。そして、この犬種の存続をご一緒に考えていただきたいです。

 

「マスチフ」年間登録数19頭

現在、犬種名でマスティフと呼ぶ犬は、正確にはオールド・イングリッシュ・マスティフと呼ぶべき犬で、アジアのマスティフ系の犬がアッシリア、ペルシャ、バビロニア、エジプトを経てイギリスに伝わり、改良されて2000年以上を経た犬種です。番犬としてのマスティフの歴史は長く、イギリスでは農場を害獣から守るためにマスティフの飼育を義務付けていた時代もありました。番犬として長い年月を過ごしたマスティフは、家庭や主人を守る特性を身に付けたようです。ただ、マスチフの歴史には悲しい歩みがあります。シーザー率いるローマ軍がイギリスに侵攻した時、マスティフは果敢にローマ軍と戦ったと言われています。その様を見たローマ軍はマスティフをローマに連れ帰り、闘技に使用したのです。3~4頭のマスティフとクマ、ライオンを闘わせる猛獣闘技が古代ローマで人気を博したのです。 現代の動物愛護の観点からは信じ難い事ではありますが、いわゆるマスティフ系犬種とウシ、クマなどの闘いは150年前までのイギリスやアメリカでは人気の高い娯楽でした。クマとの闘技はベア・ファイティングと呼ばれイギリス人を熱狂させ、17世紀には国技とみなされていたんです。しかも、これら血なまぐさい見世物は王侯貴族の支援によって開催されており、これらの競技で常に第一線で活躍したのがマスティフでありました。闘犬として名を馳せたマスティフですが、現在では昔のようなどう猛さはなく観賞犬、有能な番犬として飼育されています。ただし、マスティフの並外れた体力をコントロールし、家庭犬として迎え入れる事は万人にできる事ではなく、我が国では知名度が高い割りには飼育数の少ない特殊犬種となってしまいました。

原産国:イギリス

体高:70センチ以上

体重:約75キロ

ブルマスチフのブリーダー情報:http://www.bullmastiff.jp/

出典元:http://www.accel-pro.jp/

出典元:http://razascanofilas.site50.net/

出典元:http://dog.webaf.biz/


「ブルテリア」年間登録数17頭

18世紀の中頃、ブルドッグ(闘争性)とテリア(敏捷性)の資質を兼ね備えた究極の闘犬種として両犬の交配によって作出された比較的新しい犬種です。作出された当初はブル・アンド・テリアとして知られ、後にブル・テリアと呼ばれるようになりました。当時のイギリスでは犬と牛を闘わせるブル・ベイティングやベア・ベイティングが盛んでしたが、犬と犬との「闘犬」に大衆の興味が移りつつあり、ブル・テリアはたちまち人気犬種となりました。闘犬では強い犬が注目されましたが、戦いざまも評価されたんです。ブル・テリアは闘犬として強いだけではなく、フェアプレーの精神を重んじて飼育されており、勇敢ではあるが闘争心は秘められ、反撃はするが自ら挑まない性質がありました。イギリス紳士が好んだ「騎士道」を具現化する犬「剣闘士」として賭け事の世界で熱狂的に迎えられたんです。その後1860年バーミンガムの畜犬商ジェームス・ヒンクスによって、ホワイトのブル・テリアが作出され、「白」を固定するための繁殖が続けられました。ホワイトのブル・テリアは犬の品種改良に於ける革命的な成果として注目され、人気が沸騰したのです。しかし他の犬種にも言えますが、被毛色を白に固定しょうとする努力は近親繁殖に頼らざるを得ず、その結果、先天的に聴覚障害を持つ犬が生まれる事が多くなってしまいます。ブル・テリアの白色犬は聴覚障害、皮膚炎、心臓疾患などの問題を生じる率が有色犬に比べかなり高いことが指摘されています。

原産国:イギリス

体高:50センチ前後

体重:約20キロ

ブルテリアのブリーダー情報:http://www.hotblitz.jp/

出典元:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/

出典元:http://petomo.net/

出典元:http://www.pets-hop.com/


「シーリハムテリア」年間登録数13頭

シーリハム・テリアの犬種名はイギリス・ウェールズ地方、ハバフォードウェストにあるジョン・エドワード大尉の所有地の名「シーリハム」から付けられています。 エドワード大尉は優れたハンターでもあり、もともと、この地方で飼育され小害獣駆除用に使用されていた小型のテリア系犬種の性能を改良する必要性を感じていたそうです。彼が求めたものは、小型で強靭な骨格と、実猟での激しい闘志と持久力をもつテリアでした。 穴の中でも、地上でも、水中でも獲物を逃す事がない俊敏な猟性能を持つテリアの作出を目指し、19世紀の半ば、エドワード大尉は40年の時間を費やしてアナグマ、カワウソ、キツネ狩りで名声を馳せる純血犬シーリハム・テリアを誕生させたのです。 シーリハム・テリアは地中深く機敏に穴を掘り、獲物を追跡する際、体格以上のパワーを発揮する万能犬として人気を高めました。 しかしながらエドワード大尉はこの犬種の作出を自分の所有地内で秘密裏に行ない、改良の経過を記録として残さず、他人に語る事もなかったので、シーリハム・テリアの祖先についての詳細は不明のままであります。シーリハム・テリアは社交的で愛想が良いが、番犬としても優秀で大声で吠え侵入者を威嚇します。 テリア気質が健在であるため家庭で飼育する場合でも相応のトレーニングが必須と考えた方が良いでしょう。 20世紀の初めに北アメリカで流行しましたが、現在は英語圏以外の国ではほとんど見かける事がないと言われています。

原産国:イギリス

体高:25センチ程度

体重:10キロ強

シーリハムテリアのブリーダー情報:(ブリーダー検索サイト)http://breeder.aikenonline.jp/

o0550033011009653254[1]

出典元:http://stat.ameba.jp/

出典元:https://d1imv6ubzcbii.cloudfront.net/

出典元:http://breeder.aikenonline.jp/


「プチバセットグリフォン」年間登録数11頭

フランス原産の犬で、元は猟犬。この犬の起源は古く16世紀のヨーロッパまで遡ります。プチ・バセット・グリフォン・バンデーンが飼育されていたバンデーン地方は岩やイバラが多い荒地で、そこで猟をするためにはイバラのトゲに耐えられる被毛と、岩を飛び越えて獲物を追いかけられる機敏性が必要とされていました。そのため、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは粗い被毛を持つバセット・ハウンドやドワーフ・グランド・バセット・グリフォン・バンデーンなどと交配され、この荒れた地で猟ができる理想的な体形に進化しました。その当時、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは野ウサギや鳥類などの小型の獲物の猟で活躍したいたと伝えられています。性格は陽気で動物大好き人間大好きで、小さい子供にもとても優しい。耳長で胴長、巻き毛、短足。飼いやすい犬種だが比較的活発な気質で、それなりの運動が必要となります。外では明朗快活で、人の言うことはよく聞き分けます。体重は11kg ~ 18kgで、一般的にはオスがメスより大きくなります。 日本ではまだ希少です。

原産国:フランス

体高:35センチ前後

体重:15キロ前後

ブリーダー情報:http://www.inucoco.net/petit_basset_griffon_vendeen.htm

出典元:http://www.wans-labo.com/

出典元:http://dnaimg.com/


「アイリシュテリア」年間登録数7頭

アイルランド南部の地域が発祥で、古くから番犬、小型害獣の駆除犬として飼育されていました。泳ぎが達者で、水中作業を得意としカワウソやキツネ猟で活躍しました。この頃すでに現在のアイリッシュ・テリアの形が完成されており、他犬種との混血なく固定されたテリアの純粋種です。アイリッシュ・テリアは訓練性能抜群で理解力、記憶力に優れ、主人に忠実で優れた猟犬ですが、並外れて猟欲が強く、獲物に咬み付く癖があります。結果にはおかまいなく敵に飛びつくので「向う見ず」と言う異名があるほど大胆なのも本犬の特徴です。このアイリッシュ・テリアの無鉄砲な性格は、第一次大戦の際に軍用犬として利用され成果をあげたと伝わっています。現在では「本物のテリア」を求める愛犬家によって知的で忠実で正直な家庭犬として飼育されています。欧米で開催される野外の狩猟競技会で常に高成績をあげているのもこの犬種と言われています。都会生活では他の犬や小動物に対して攻撃的な行動に出る事があるので、充分なトレーニングを必要とします。

原産国:アイルランド

体高:約45センチ

体重:10キロ

ブリーダー情報:http://dogfield.net/irishterrier

出典元:http://sweeta.jp/img_sys/


「グレイハウンド」年間登録数2頭

サクソン族が北ドイツからイングランドに移住してきた5世紀頃、グレイハウンドはイギリスで高い評価を確立していました。庶民の間では、食料となる野生動物を狩ることで大切にされ、貴族の間では娯楽としての狩りができるということで珍重されていたのです。 1014年に狩猟用森林地に関する法律が制定され、王族が所有する猟地の近辺でグレイハウンドを飼うことができるのは貴族階級のみとされました。ただし、不具になったグレイハウンドは貴族階級でなくても所有することができると定められていました。 この法律は400年もの間存在し続けたため、無効になった後もグレイハウンドはなかなか庶民の間には広まりませんでした。その背景には、農業や牧畜といった営みが大切な庶民にとって、ただ走り回るだけの犬は役に立たなかったという事情がありました。代わりに、グレイハウンドは野ウサギを狩るために使われ、19世紀になると野ウサギ狩りは上流階級の人々のかっこうの娯楽となりました。 最初にイギリスからアメリカへ移住していった人々のなかには、グレイハウンドを一緒に連れていった人がいました。グレイハウンドはこの新天地でも野ウサギ狩りに卓越した能力を発揮しました。その後、野ウサギ狩りが一般大衆の間にも広まるようになり、最初は制限された敷地でのみ狩猟が、人工のおとりを使った「トラック競技」として波及していき、結果的にグレイハウンドの競技犬としての運命を決定づけることになります。 家庭犬としてのグレー・ハウンドは温和で従順、闘争心は強いが人に対しては穏やかです。飼育に困難な点はありませんが、動くものを追う本能は際立ったものがあるので、その事には留意する必要が有ります。

原産国:イギリス

体高:75センチ前後

体重:30~35キロ

ブリーダー情報:http://www.legend-one-net.com/greyhoundindex.html

出典元:http://www.flashshower.com/

出典元:http://www.koinuno-heya.com/

italiangrey[1]

出典元:http://www.konmakk.com/


「グレイトマウンテンドッグ」年間登録数1頭

スイスの牧畜犬グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは、元々は牧畜犬として使用されていましたが、強大な力を持っていたため、荷車を引く用途にも使わるようになっていきました。しかし時代が移り、機械による乗り物が普及していったことと、セントバーナードの人気が上昇したこととが相まって、この犬種の人気が低下し、個体数が減少していったと言われています。個体数が減少した真の原因は不明で、かつてはこの犬種は20世紀初頭までにほとんど絶滅したと考えられていました。その後、熱心なブリーダーによってこの犬種の正統な個体の探索が始まり、スイス国内に残っていた数頭の犬から復元されたのが現在のマウンテンドッグです。グレーター・スイス・マウンテン・ドッグは、温和な性質と、深い愛情に根ざした家族を守ろうとする心を持ち合わせており、特に子供を守る性質が強いとされています。多くのオーナーがこの犬種は大きな体格にもかかわらず、まるで子さな愛玩犬の様にふるまい、親切で心優しい気質で、子供にもやさしく接すると述べています。

原産国:スイス

体高:約70センチ

体重:40~45キロ

ブリーダー情報:http://www.3sisters-mt.jp/

出典元:http://rida-venus.co.jp/

SONY DSC

出典元:http://dogfield.net/

出典元:http://bitex-cn.com/


「イングリッシュポインター」年間登録数1頭

ポインターは主としてイングリッシュ・ポインターと、ジャーマン・ポインターが知られていますが、単にポインターと言えば一般にイングリッシュ・ポインターを指し、セッターとともに鳥猟犬種の代表と位置付けられます。ポインターはスペインやポルトガルで実猟に使用されていた土着犬を基礎犬とし、ハウンド種の血を配合してイギリスで固定されたとの説が有力であるポインターは猟犬としての気質をきわめて早い時期に獲得するようで、生後2ヵ月の幼犬ですら、ポイントの姿勢を示します。この特性はポインターをショードッグとして愛する人達にとっても喜ばれます。つまり、この闊達な犬種の見せる、誇らしげで、落ち着きのある絶妙な「ポーズ」こそショードッグとしてのこの犬種の人気の秘密です。家庭犬としても優れた性格特性を有し、主人の命令に忠実で集中力にも優れています。猟犬としてはきわめて有能な犬種ですが、狩猟が一般的なスポーツとは言い難い我が国での飼育数は多くありません。

原産国:イギリス

体高:60センチ前後

体重:30キロ前後

ブリーダー情報http://homepage3.nifty.com/HeiseiKennel/index3.html

19574[1]

出典元:http://homepage3.nifty.com/

pointer1[1]

出典元:http://www.koinuno-heya.com/

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