静かなる人気画家/エドワード・ホッパー


静かな人気画家/エドワード・ホッパー

有名な作家・美術評論家・アーチスト・広告業界人と言った、芸術に一家言を有する人たちの中に「エドワード・ホッパー」ファンが結構いらっしゃいます。ホッパーの生き方、画風、生涯に共感する何かを感じるからではないでしょうか。ご紹介します「静かなる人気画家/エドワード・ホッパー」伝です。≪*ホッパー作品はその多くが許諾なしに掲示ができません。また許諾元が殆ど海外の美術館のため個人サイトでは手続きが困難です。そのため掲示画像は版権許諾を獲得したと思われるポスター・ポストカード等の販売サイトから転載紹介しています≫

参考サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120602/index.html

参考サイト:http://watercolor.hix05.com/artist/hopper/hopper.html

参考サイト:http://www.artposters.jp/Hopper%20Edward/gallery3.htm

「ホッパーの出生情報&美術との出会い」

出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120602/images/p002.jpg

1982722日ニューヨーク州ナイアック生まれ

1967515日ニューヨーク州マンハッタンにて没・年84

ホッパーは1882年ニューヨーク州の小さな町ナイアックで洋品店の長男として生まれました。幼い頃より絵の得意だった少年は、190018歳から7年間ニューヨーク美術学校に学び、写実派の画家ロバート・ヘンリーの影響を受けました。卒業後、広告用イラストを描きながら生計を立てる傍ら、1906年から10年にかけ、3度ヨーロッパを訪れます。当時のパリは絵画史上特筆すべき時期で、パリでモネやセザンヌら印象派に強い感銘を受けますが、帰国後、手厳しい洗礼を受けることになります。ヨーロッパ絵画の影響を色濃く受けたホッパーの作品は酷評されてしまうのです。1920年代に入ると、アメリカは第一次世界大戦の特需に沸き、空前の経済発展を遂げま。アメリカの画家たちも、その栄光と繁栄を祝福するかのように、こぞって天へと伸びる摩天楼を描きます。しかし、ホッパーだけは違いました。彼が見つめたのは町の片隅や路地裏、寄る辺なき人々でした。変わりゆく町に取り残されていく風景を描き続けたのです。ホッパーが考える創作の本領はリアリズムにあり、抽象的な絵画には反発さえ感じたのでした。ホッパーの創作活動の始まりは、こうした時代趨勢との乖離でした。

 

 

「ホッパーらしい創作活動軌跡」

「マンサードルーフ」出典元:http://watercolor.hix05.com/artist/hopper/1923mansard-roof.jpg

ホッパーはなかなか成功に恵まれず、1920年に開いた初の個展では絵が一枚も売れないという有様でしたが、40歳のときに水彩画製作に転じ、1924年に水彩画の個展を開いたところ、すべて売り切れという大成功を収めます。それ以来ホッパーは約10年間、水彩画家として活躍します。ホッパーの水彩画作品の大部分は40歳代の10年間に描かれおり、その殆んどは風景画です。彼の好んで描いた対象は、ニューイングランドの古い建築物、灯台と海、そしてアリゾナやニューメキシコの寒村の風景でした。1923年の作品「マンサード・ルーフ」彼の水彩画の中でも最も有名なもののひとつです。使用する絵の具の種類を少数に抑え、明暗対比を強調して、古い建物の雰囲気が生かされるようコントロールしています。この作品はウィンズロー・ホーマー以来のアメリカ水彩画の伝統を踏まえた作風と評されています。

「線路わきの家」出典元:http://www.artposters.jp/Hopper%20Edward/PF701.jpg

1925年に描かれた「線路わきの家」。描かれたのは線路脇にひっそりと佇む、人の気配すらない古い洋館。光と調和している柔らかい筆致は、力強い、緊張感をはらんだタッチへと変貌を遂げています。ホッパーが独自の眼差しで描きあげたアメリカの情景。一見すると何気ない風景のように見えるのですが、実はこの作品、あのサスペンス映画の巨匠ヒッチコックの傑作『サイコ』に強烈なインスピレーションを与えたと言われています。また1927年作品「コーストガード・ステーション」で表現したのは、広い自然の中にぽつんとたたずむ建物のイメージで彼の最も好んだモチーフです。彼の絵の殆んどには人間が描かれていませんが、建物をクローズアップすることで、その中に住んでいる人間の息遣いを伝えようとしています。

「ナイトホークス」出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/120602/images/p003.jpg

1942年制作『ナイトホークス』はホッパーの代表作の一つであり、この作品には彼の作風が顕著に表現されています。この絵はアメリカ(おそらくニューヨーク)の、深夜の飲食店の様子を店の外から描いています。深夜の倦怠感と静寂がありありと伝わってくるのですが、その熱の込められていないタッチは、まるで40年代のアメリカ社会を写した記録写真のようです。この作品表現に込められたようにホッパーは生涯にわたって、絵の中に明と暗、不安と安心を描き出す事にこだわり続けて行きました。

「ホッパーの作風と評価について」

People in the Sun」出典元:http://www.artposters.jp/Hopper%20Edward/40203.jpg

ホッパーは20世紀前半のアメリカ具象絵画の作家で、ニューイングランドの風景を描いた一連の作品から、有名なニューヨークの街を描いたシリーズまでアメリカの日常的な光景を描いて人気があります。その人気は特に都会を描いた作品にドラマ性が感じられることに拠ります。しかし前述しましたが、ホッパーは水彩画家として成功し、経済的に楽になったのを契機に、ようやくイラストレーターの仕事から解放され、創作に没頭できるようになります。50歳を超えてから本格的に油絵を描くようになりますが、実は彼のリアリスティックな作風は時代遅れのように扱われ、生前は油彩画家として評価されることはなく、彼が注目され作品が再評価されたのは最近になってからです描き出す風景は、ほとんどが絵葉書にあるような美しい絵柄ではなく、アメリカの街角の夕暮れの一角だったり、暗闇に安心感を与えている店の明かりだったりしますが、やはり中心は「明と暗」がテーマです。店の光の中にいる人たちも、一人一人に明と暗の人生を彷彿とさせる雰囲気が漂っています。何気ない町の、何気ない風景ばかりの絵柄ですが、絵柄の中には人間一人一人のドラマや、人生が垣間見えるほどの静けさが描かれています。そしてその人間の明や暗も、絵を見る者の想像を掻きててやまない何かがあります。現代の都市生活の有り様、人々が暮らしの中で感じる孤独感や寂寥感。こんな気分が世界中に拡散しているのが今です。だからこそ今、ホッパーが、ホッパー作品の存在感が多くの人に支持されているのではないでしょうか。

 

 

「ホッパーのプライベート」

「ホッパー夫妻」出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/070113/images/p070113_04.jpg

ホッパーは42歳のとき、二つ年下の女性ジョー(ジョゼフィン)・ノヴィソン(19241967)と結婚します。彼女はホッパーの作品に出てくる、殆んど全ての女性像のモデルとなる女性です。ホッパーは時に激しくぶつかり合ったこの女性を深く愛し、二人で車に乗ってはアメリカ中をスケッチ旅行しています。

「二人のコメディアン」出典元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/070113/images/p070113_02.jpg

ジョセフィンとの生活は1967年彼女が亡くなるまで続きますが、亡くなる2年前、ホッパーは最後の作品「二人のコメディアン」を描いています。ホッパーは、この絵を最後に絶筆しており、この絵に登場している道化師は、エドワード・ホッパー自身だといわれています。作品は仕事を終えた道化師のペアが舞台の上から挨拶しています。ホッパーが描く絵のほとんどは、人物がそっぽを向いているのですが、この絵は堂々と正面を見て挨拶しています。そして男の右手は恥ずかしそうに微笑む女性を一歩前へと誘い、左手は観客に呼びかけているかのようですそして手を添えられた横の女性は妻のジョセフィンと思われます。最後のこの作品において、夫婦で挨拶をしているように見えます。

 

 

「ホッパーの作品歴」

1908不定期貨物船

1908鉄道貨物

1909Summer Interior

1911Sailing

1916Blackhead Monhegan

1914Road in Main

1921New York Interiors

1921New York Windows

1922New York Restaurant

1923Apartment Houses

1923The Monsard Roof

1923グローセスターの邸宅

1924Haskell’s House

1925House by the Railroad

1925Self Portrait

1925Adobe House

1925D&RG Locomotive

1925聖フランシスコ教会の塔

1925本を読むモデル

1926Eleven a.m.

1926Sunday

1926屋根ワシントンスクエア

1927Coastgard Station

1927Drug Store

1927Light at Two Lights

1927Lighthause Hill

1927The City

1927 岩の土台

1927Two on the Aisle

1927Automat

1928Prospect Street Gloucester

1928Manhattan Bridge Loop

1928Adam’s House

1928貨物車グローセスター

1929Chop Suey

1929The Lighthouse at Two Light

1930Corn Hill

1930Early Sunday Morning

1931Hotel Room

1931New York, New Haven and Haftford

1931The Barber Shop

1932City Roofs

1932Room in New York

1932Room in Brooklyn

1936The Circle Theatre

1936Cape Cod Afternoon

1939New York Movie

1939House at Dusk

1939Cape Cod Enening

1940Office at Night

1940Gas

1942Nighthawks

1943Summertime

1945Rooms for Tourists

1946El Palacio

1946Approaching a City

1946Jo In Wyoming

1947Summer Evening

1947Pennsylvania Coal Town

1949conference At Night

1951Room by the Sea

1951First Row Orchestra

1952Morning Sun

1953Hotel by the Railroad

1954City Sunlight

1955Hotel Window

1956Sunlight on Brownstones

1957Western Motel

1958Sunlight in a Cafeteria

1960People In The Sun

1961A Woman in the Sun

1963Sun in an Empty Room

1963Intermission

1965Chair Car

1965二人のコメディアン

「ホッパーの関連著作物(画集)」

Edward Hopper

出典元:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/519IRwZ7wuL.jpg

出版社:Taschen America Llc

発売日:20151123

参考価格:1471

オンラインショッピング:https://www.amazon.co.jp/Edward-Hopper-1882-1967-Transformation-Taschen/dp/3836500337/ref=pd_lpo_sbs_14_img_0?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=X1PR5BGCM0XXW2VN57P1

Hopper

出典元:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71Eh0xS1tKL.jpg

出版社:Distributed Art Pub Inc (Dap)

発売日:2012930

参考価格:6507

オンラインショッピング:https://www.amazon.co.jp/Hopper-Edward/dp/1935202871/ref=pd_lpo_sbs_14_img_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=X1PR5BGCM0XXW2VN57P1

Edward Hopper’s New York

出典元:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/514p2hNYdRL.jpg

出版社:Pomegranate; New.

発売日:20052

参考価格:3735

オンラインショッピング:https://www.amazon.co.jp/Edward-Hoppers-York-Avis-Berman/dp/0764931547/ref=pd_lpo_sbs_14_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=X1PR5BGCM0XXW2VN57P1

ads by google

あなたへおすすめの記事
⇒ 【PR】手ぶらで行けるサポート付き貸し農園!シェア畑
⇒ 山梨紀行・お洒落なホテル&旅館
⇒ 軽井沢リゾートの極致
⇒  野菜を楽しむ健康サイト6選
⇒ 【PR】カンタン、ふるさと納税
ads by google


スポンサードリンク

ads by A8