ハートフェルトないい話/「君の椅子」プロジェクト


ハートフェルトないい話/「君の椅子」プロジェクト

日本中に、あまた、町おこしのお話が転がっています。でも10年以上続く、地に足の着いたお話はあまりございませんが、北海道東川町に一寸いい話が脈々と息づいています。ご紹介します「ハートフェルトないい話/≪君の椅子≫プロジェクト」です。

「プロジェクトの発端と発足までの経緯」

出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/HP%E7%94%A8.jpg

2006年に東川町でスタートした「君の椅子」は、旭川大学大学院 磯田ゼミのそんな会話から始まったプロジェクトです。「新しい市民」となった子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みです。「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子です。デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印された“世界に一つだけの椅子”です。長い歳月をかけて育まれてきた森、そこから伐り出された木材が、確かなデザインと職人の技によって「君の椅子」に生まれ変わります。子どもたちの元に届いた小さな椅子は日々の暮らしにそっと寄り添いながら、たくさんの思い出をその身に刻んでいきます。そう、「君の椅子」は思い出の記憶装置。それは子どもたちの未来への贈り物です。新しい生命が人々のあたたかな眼差しに見守られて健やかに成長することを願いながら私たちはこの北海道の大地から「君の椅子」を贈り届けていきます。贈られる椅子は、毎年選定されるデザインを東川町内の工房で製作しています。


「コンセプト」

出典元:https://www.muji.net/img/lab/living/column/column130306_img03.jpg

コンセプトは「向こう三軒両隣」

「経済性や利便性だけでなく、地域社会の優しく、柔らかなネットワークを少しでも取り戻していきたい、そのためにひとりひとりがそれぞれに小さな取組みを重ねていく、そんな思いを込めて私達は「君の椅子」プロジェクトを立ち上げ、その一歩を踏み出しました。北海道の潜在力を活かして地域コミュニティ再生の火を灯す役割を担いたい、それが私達” 君の椅子プロジェクト”の願いです」(君の椅子プロジェクトホームページ引用)

「君の椅子」の規定とは

・名前やロゴ、一連番号が刻印された世界でひとつだけの椅子です。
・無垢(むく)の木材でつくります。
・確かな技を持つ旭川家具の職人が作ります。
・暦年ごとにデザインが変わるオリジナルの手づくり椅子です。


「主催運営母体」

「代表・磯田憲一氏」出典元:http://d3kltrram76q8c.cloudfront.net/images/ckeditor/picture/4209/content_005.jpg

「君の椅子プロジェクト」

公式サイト:http://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project.html

お問合せ先:旭川大学事務局庶務課

住所:079-8501 旭川市永山323丁目1-9

電話:0166483121


「ここまでの実際の展開内容」

具体的な申し込み方法と受け渡しのルールは以下のようになっています。

1.対象者:東川町で誕生したお子さん※出生時に本町に住民登録され引き続き在住されるお子さん
2.申込み方法「君の椅子」申込書に必要事項を記入の上、出生届と一緒にお申込みください。
3.椅子の引渡し方法椅子の贈呈は、生後100日頃にお子様の名前、生年月日を刻印して直接贈呈させていただきます。
4.問合せ先東川町地域交流センター電話0166-82-5900

2006年から2015年までのデザイナー及び作家一覧

デザイナー

作家

平成18(2006)

中村 好文(東京都)

大門 嚴

平成19(2007)

伊藤 千織(札幌市)

宮地 鎮雄

平成20(2008)

前川 秀樹(土浦市)

向坊 明

平成21(2009)

小泉 誠(東京都)

大門 嚴
大門 和真

平成22(2010)

三谷 龍二(松本市)

服部 勇二

平成23(2011)

大竹 伸朗(宇和島市)

宮地 鎮雄

平成24(2012)

出光 晋(軽井沢町)

服部 勇二

平成25(2013)

笠原 嘉人(東京都)

向坊 明
桑原 義彦

平成26(2014)

谷 進一郎(長野県)

菊地 聖
桑原 義彦

平成27(2015)

中村 好文(東京都)

大門 和真


「ここまでの過去の作品詳細」

「君の椅子2010年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/2010HP2.jpg

「君の椅子2011年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/2011HP.JPG

「君の椅子2012年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/2012HP1.jpg

「君の椅子2013年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/2013HP.JPG

「君の椅子2014年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/2014HP.JPG

「君の椅子2015年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/2015HP.jpg

「君の椅子2016年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/2016.png

「君の椅子2017年作品」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/_DSC1067-1.jpg


「君の椅子の素晴らしいエピソード」

「希望の君の椅子」出典元:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/images/seisakukikaku/kiminoisu/kibouHP.jpg

「希望の君の椅子の刻印」出典元:https://www.muji.net/img/lab/living/column/column130306_img01.jpg

出典元:http://d3kltrram76q8c.cloudfront.net/images/ckeditor/picture/4210/content_006.jpg

「メッセージ」出典元:https://www.muji.net/img/lab/living/column/column130306_img04.jpg

東日本大震災から数年が経とうとしています。震災直後、このプロジェクトの代表である磯田憲一さんは、被災地の報道を見ながら「自分たちに何かできることはないか?」と自問し続けていました。
2011
311日。2万人近い方が亡くなられたあの日、被災した岩手・宮城・福島3県でも新しい命が誕生しました。被災された方々にとってはもちろん、それは日本人全体にとっても希望の灯です。その新しい命を祝福したい。磯田さんは「希望の君の椅子」を贈ることを思い立ちます。しかし、大震災さ中のこと、誕生した赤ちゃんの数はまったくわかりません。磯田さんは3町の町長と相談して、被害の大きかった岩手県・宮城県・福島県の全128市町村に「あの日、あなたの町で何人の子供が生まれましたか?」という手紙を出しました。震災の爪あとがまだ生々しく残る時期、個人情報にも関わることです。すべての自治体が最初から協力的だったわけではありません。東川町は福島県、剣淵町は岩手県、愛別町は宮城県と分担して、町役場の担当者が聞き取りにあたりました。そして続々と返事が寄せられ、多くの命が失われたあの日、3県で104人の赤ちゃんが生まれていたことがわかったのです。この人数の把握は、誰も成し得なかった奇跡に近いことでした。

「君の椅子」は、道内外で活躍するデザイナーにデザインを依頼し、北海道産の無垢材を使い、旭川家具のブランドを支える職人の技でつくられます。デザインを担当した中尾紀行さんは、「震災の日はとても悲しい日に違いないが、新しい日本が始まる日になるかもしれない」という磯田さんの言葉に背中を押され、モノづくりの原点に立ち返れたと言います。また、制作を担当した㈱匠工芸社長の桑原義彦さんは、「思春期になって心がささくれるようなことがあっても、この椅子の存在と添えられた手紙、そこに込められた思いが、きっと子どもたちの支えになると思う」と語っています。心配した資金面も、この企画に賛同した企業や個人から支援金が集まりました。

同年12月の岩手県宮古市を皮切りに、20122月まで計7回。41市町村で、名前の確認ができた98人の子供たちに、直接この椅子が手渡されました。磯田さんはじめ、北海道3町の町長や担当者、もちろんデザインを担当した中尾さんや匠工芸の桑原さんも一部行程に参加しました。「希望」という名の「君の椅子」は、多くの人の協力で津軽海峡を越えることができたのです。 岩手のあるお父さんは「喜んでいいのか悲しいのか思い惑う10ヶ月だったけれど、椅子をもらって初めて喜んでいいのだと思えた」と語り、また宮城のあるお母さんは「この子はおめでとうと言われたことのない子だった。でも今日初めておめでとうと言ってもらえたような気がする」と涙ぐんだそうです。受け取りに来た家族の中には、新しい命と引き換えに身内のかけがいのない命を奪われた方も多数いらっしゃったと聞きます。そして、町が混乱する中で名前を確認できなかった宮城県名取市生まれの赤ちゃんのご家族と連絡が取れ、椅子が届けられることになりました。111ヵ月遅れの贈り物、99番目の「希望の君の椅子」だったそうです。

無償の愛情の証である椅子に、子どもの物語が刻まれていく。北海道から始まった愛情をバトンリレーしていく「君の椅子プロジェクト」。旭川周辺の町を中心に広がりを見せ、地場産業である旭川家具を後押ししながら、家族、地域の人々、職人の思いが込められた、手作りの椅子が贈り届けられています。2009年には、個人で参加したいという全国各地の声に応えて「君の椅子倶楽部」という活動もスタートしています

 

参考サイト:http://town.higashikawa.hokkaido.jp/special/chair/
参考サイト:http://www.asahikawa-u.ac.jp/page/kiminoisu_project.html
参考サイト:https://www.muji.net/lab/living/130306.html
参考サイト:http://www.town.aibetsu.hokkaido.jp/guide/cityplan/chair.html
参考サイト:http://www.hokkaidolikers.com/articles/2188
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