無限の世界/しょうぶ学園のヌイ・プロジェクト


無限の世界/しょうぶ学園のヌイ・プロジェクト

一本の糸からさまざまなアートを生み出す知的障害者の人々。ここには、そこはかとなくヒトの能力の深淵さを感じさせるエピソードがあります。糸から広がる“無限の世界”を探る素敵な話です。

①「福森伸という存在」

「福森伸氏」出典元:http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/wp-content/uploads/2013/10/1079-1-650×433.jpg

「福森順子氏」出典元:http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/wp-content/uploads/2013/10/0879-2-650×433.jpg

プロフィール:以下参照

福森伸氏は知的障がい者施設しょうぶ学園施設長。奥様の順子氏が副施設長をされています。伸氏は59年鹿児島県生まれ日本体育大学卒後、82年単身アメリカを放浪滞在。85年障害施設の中に「工房しょうぶ」を設立。工芸・芸術・音楽等、知的障害をもつ人のさまざまな表現活動を通じて多岐にわたる社会との活動をプロデュース。縫う事に拘ったプロジェクト「nui project」が国内外で高い評価を受け、作品を展示する個展を開催。また音パフォーマンス集団「otto&orabu」は全国のイベントなどでライブ活動を行っている

インタビュー記事より:以下参照

お二人が学園の活動に従事されてきた経緯、ご夫妻の生き方、学園の皆さんとの交流について、かつてメディア取材を受けられた際のインタビュー記事がありますので、抜粋の形で冒頭にご紹介してみたいと思います。以下ご参照ください。

しょうぶ学園はどんな考え方で活動に取り組んでいるのか、施設長の福森伸さん、副施設長の福森順子(のりこ)さんにうかがった。

———知的障がい者が持っている価値観は僕らとは違います。僕らが働くのはなぜかというと、お金だったり、名誉だったり、やりがいだったり、何かを獲得するために苦しいこともこなしていかなければならない。でもそれがないひとに頑張って働けということは、ありえないんです。だけど支援者にとっては健常者のようにお金を稼いで自立することが、障がい者にとっても幸せなはずだという考え方はとても強いんです。布をまっすぐに縫えないひとにまっすぐ縫うように指導するとか、できないひとにできないことを教えて、彼らは本当にハッピーなのか、考えなければいけない。

———だから、彼らにはできることをやってもらうのがいいんです。曲がって縫うのであれば、思いっきりやればいい。それが彼らにとっての幸せ。そこを伸ばしたら、結果的にアートといわれるところにたどり着くひとが出てきた。でもたどり着かないひともいます。アートに当てはめているのは僕たちの価値観ですから。

———木彫りを教えたら、木の器を全部木屑にしてしまって、「終わった」と言われたときは愕然とした。僕は今まで彼らに何を求めていたんだろうって。僕らの考えていたことと全く価値観が違う。全部木屑にして喜んでるんですから。

出典元:http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/wp-content/uploads/2013/10/0928-1-650×433.jpg

当初は工房でも社会復帰を目的にした職業訓練をしていたが、福森さんは彼らのためのものづくりのやり方とは何か、真剣に探し始める。そのきっかけは思わぬところからやって来た。

——— あるとき、ある施設利用者にまっすぐに縫うように指導していた順子さんが席をはずしている間に、糸目があちこちに飛んで出て糸の塊まりが飛び出していた布をつくり上げたのを見て、どうして「まっすぐに縫う」のかわからなくなった。そこで「好きにやっていいよ」と言ったところ、ユニークな「表現」が生まれた。

———最初は「こんなんでいいの?」って不安そうな感じで下を向いていたのが、「好きにやっていいから」と言い続けていくと、「こうできましたよ!」ってだんだん顔が上を向いてきて自信が見えてきて、そのほうが彼らの自信になるなら、生活面でも自信が持てるんじゃないかと思ったんですね。わたしも園長も手仕事が好きでやっていたのですが、美大を出ているわけでもないので、(できてきたもの)に最初は戸惑いました。

出典元:http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/wp-content/uploads/2013/10/0939-1-650×433.jpg

それが90年代初めのこと。そこから誕生したのが表現としての刺繍作品=ヌイ・プロジェクトであった。福森伸さん、順子さんというものづくりの好きな二人がいたからこそ、木工と刺繍がきっかけとなって、学園のオリジナリティが確立されていったのだ。


②「しょうぶ学園」

出典元:http://www.con-quest.tv/images/012/06/shop.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/

学園の紹介:以下参照

キャンパスコンセプト≫ここには、人と場が響き合う暮らしがあります。

出典元:http://www.shobu.jp/images/campus/namiki.jpg

桜並木をくぐり抜けると、太陽会の歴史とともに大きく成長したセンダンやケヤキ、ヒマラヤ杉が芝の上に影をおとし、樹齢250年にもなるタブの大木が大きく手を広げるように人々を見守っています。私たちは木々に囲まれ、風や光や水が巡る心地よい循環のなかで暮らしています。私たちは、創造的で刺激的なコミュニティをつくるために、身近な自然環境に心を配り、幸福に生きていくための本質を守っていくことを大切に考えています。

 

SHOUBU STYLEその人がその人らしく生きるためのスタイル

出典元:http://www.shobu.jp/images/style/circle.jpg

障害者支援センター〈SHOBU STYLE〉は、障害を持つ人たちが地域社会でよりよく暮らしていくために、友好的で、安全で、優しく、のびのびとできる環境を提供しています。障害のあるなしに関わらず、支援を必要とする人、支援を提供する側といった枠を超え、ものづくりをとおして、人が本質的に備えている創造する力を引き出し、ともに恊働する者としてよろこびをわかちあえるコミュニティづくりを私たちは夢見ています。人と人がささえあい、つながりあい、つくりだすくらし、私たちは創造的な福祉事業の可能性に挑戦しています。

文化創造事業≫つくりだすくらし

出典元:http://www.shobu.jp/images/style/kobo_ph.jpg

SHOBUでは、学園創設以来ものづくりを法人事業の柱としてまいりました。その活動を担っているのが、「工房しょうぶ」です。工房しょうぶでは、ものづくりをとおして人が本質的に持っている創造への可能性を引き出すための支援と啓発を中心に活動を続けています。障害者施設という小さな単位ではなく、広く社会に枠を広げ、福祉文化の創造に寄与することを願っています。

≪地域交流事業≫ゆたかに生きる

出典元:http://www.shobu.jp/images/style/tsunagari_ph.jpg

SHOBUの森は「ひと」「もの」「こころ」のつながりの輪を広げるコミュニティー広場です。木々が繁り、草花がそよぐ心地よい環境のなかで、人と人が出会い、くつろぎながら「ゆたかに生きる」とは何かをここに集まる人々とともに考えたいと思います。学園内にはクラフトショップやレストランのほか、ギャラリー、コンサート、アートイベントなどが一年をとおして行われ、地域住民をはじめ、県外や海外からの来訪者も多く、広く人々と交流しています。私たちは、地域交流のための憩いのコミュ二ティーづくりを目指すとともに、ジャンルを超えた自由なアート表現の場をこの森から生み出したいと考えています。

しょうぶ学園所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639


③「ヌイ・プロジェクト」

出典元:http://www.shobu.jp/images/nui/title_nui.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/nui.html

ヌイ・プロジェクトの紹介:以下参照

ヌイ・プロジェクトは[布の工房]から生まれた独創性に優れたプロジェクトとして1992年より本格的に活動を開始しました。ひとりひとりの個人ワークを優先させ「針一本で縫い続ける」という独自のスタイル=行為から生まれてくる思いがけない表現、そのプロセスにおいて表出する心の動き=心理や行動=アクションのすべてを「その人の個性」として尊重し、サポートすることを大切にしています。ここでは、知的障害を持つ人たちの思いもかけない優れた才能が、アートやテキスタイルの分野に刺激を与えるまでになっています。ヌイ・プロジェクトをとおして私たちは、自分のスタイル(独自性)を持つことの本質を社会に向けメッセージを送り続けています。そして「障害とは何か」を根底から問いかけています。

出典元:http://www.shobu.jp/images/nui/n03.jpg

2017年春、鹿児島の「霧島アートの森」で開催された展覧会に展示された独創的な作品群が話題となりました。シャツを無数の糸で埋め尽くした作品や糸と布を部屋一面に張り巡らせた作品を生み出したのは知的障がい者支援施設「しょうぶ学園」を利用する知的障害者の人々です。何年もかけ白いシャツを色とりどりの糸で埋め尽くした作品や糸でつながれた布を部屋一面に張り巡らせた作品の特徴は「針一本で縫い続けるというもの」。何年もかけて刺繍を施したシャツは色で埋め尽くされ、強烈な存在感を放ちます。自由でエネルギーあふれる作品の数々はファッション界やアートシーンから高く評価されています。

出典元:http://www.shobu.jp/images/nui/nsb.jpg

ヌイ・プロジェクトを代表するアートワーク、ヌイのシャツは、どこにでもある無個性なシャツをあえて土台に選び、縫いの糸目を自由自在に踊らせていきながら世にもまれなる1枚のシャツを仕立てていくという痛快なプロジェクトです。工房のスタッフが縫い手ひとりひとりの個性を巧みに引き出し、そこにスタッフの感性と技術を重ね合わせていきます。そこには縫い手のとてつもなく膨大な時間が縫い込まれています。


④「Sギャラリー」

出典元:http://www.shobu.jp/images/s/ph_s04.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/s/ph_s01.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/s/s01.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/s.html

Sギャラリーの紹介:以下参照

Sギャラリーは障害者の芸術活動をサポートするために開設されたアートギャラリーです。工房しょうぶから生まれた独創的な作家たちの作品をはじめ、利用者と支援スタッフとの創作によるクラフト作品などを幅広く紹介しています。Sギャラリーではいつでも身近に工房しょうぶの作品と接していただけるよう常時、企画展を行っています。

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639

営業時間:10001700

定休日:月曜日・火曜日


⑤「ポンピ堂(旧パン工房ル・カリヨン)」

出典元:http://www.shobu.jp/images/ponpidou/pompi01.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/ponpidou/pompi02.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/carillon.html

ポンピ堂の紹介:以下参照

20144月よりパン工房ル・カリヨンは『ポンピ堂』として生まれ変わりました。今後とも皆様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。パン工房ポンピ堂では、全粒粉を石臼で挽いて作ったパンとクッキーなどを販売しています。全粒粉ならではの香ばしい味わいのパンはどれも「おいしい」と地元で評判です。ポンピ堂は桜並木の中にあるかわいいパン屋さんパンの焼き上がる午前11時になると地元の人たちが焼きたてパンを求めてやって来ます。バケット、あんぱん、クリームパン、食パンの他、クッキー、パウンドケーキ等のお菓子もあります。

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639

営業時間:11001600

定休日:月曜日・火曜日


⑥「パスタ&カフェOtafuku

出典元:http://www.shobu.jp/images/otafuku/ph_otafuku01.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/otafuku/ph_otafuku05.jpg

「バジルソースパスタ」出典元:http://www.shobu.jp/images/otafuku/ph_otafuku03.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/otafuku.html

Otafukuの紹介:以下参照

2008年にオープンしたパスタ&カフェOtafukuでは、手作りのパスタとパン菓子ポンピ堂のパンを使ったサンドイッチ、挽きたてのコーヒー、スウィーツなどのカフェメニューをご用意しています。なかでも自家製生パスタは、オリジナルソースでからめたOtafuku自慢の味わいです。定番のトマトソース、クリームソース、ペペロンチーノの他、旬の素材でつくる季節限定メニューがあります。しょうぶの農園で育てたバジルをたっぷり使ったバジルソースのパスタ夏から秋までの限定です。

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639

営業時間:11001700

定休日:月曜日・火曜日


⑦「そば屋凡太」

出典元:http://www.shobu.jp/images/bonta/bonta14.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/bonta/bonta05.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/bonta/bonta10.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/bonta.html

そば屋凡太 の紹介:以下参照

201131日より、そば屋凡太がオープンいたしました。長野県産、鹿児島県産の石臼挽きのそば粉を使用した手打ちのおそばが自慢です。おそばの他にも昔なつかしい鳥飯、いなり寿司、天ぷら、だし巻き玉子などを用意してお待ちしております。お店では各工房で製作された、オリジナルの器を使用しています。はし袋は利用者の方の手作りで、すべて模様が違う一点ものです。

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639

営業時間:11001700

定休日:月曜日・火曜日


⑧「クラフトショップ ル・デポ」

出典元:http://www.shobu.jp/images/depo/depot1.gif

出典元:http://www.shobu.jp/images/depo/depo05.jpg

出典元:http://www.shobu.jp/images/depo/depo02.jpg

公式サイト:http://www.shobu.jp/depo.html

クラフトショップ ル・デポ の紹介:以下参照

1993年にSHOBUクラフトの発信基地としてオープンしたクラフトショップ ル・デポが20104月にOmni Houseへ移転し、新しく生まれ変わりました。工房しょうぶから生まれる木工、陶芸、和紙、布など、さまざまなクラフト作品を展示、販売しています。2014年には新たに民芸コーナーを depot 2 を設け、全国各地の焼きもの、竹細工などの民芸品、古道具などもご紹介しております。

所在地:鹿児島県鹿児島市吉野町5066番地

問合せ:0992436639

営業時間:10001700

定休日:月曜日・火曜日


⑨「しょうぶ文化芸術支援センターBushland HOUSE

出典元:http://soar-world.com/wp-content/uploads/2017/12/01.jpg

Bushland HOUSEの紹介:以下参照

現代社会はニューロティピカルな考え方が軸になっていて、その特性が善くも悪くも世界を動かしています。でもしょうぶ学園では、その軸が一般社会より、もう少し両者の中間的なところにあります。「こうした環境を子どもたちにも届けたい」そう思い、45年目への挑戦として今回0歳から18歳までの子どもたちを対象に、児童発達支援や放課後デイサービスを届ける複合施設新設プロジェクト」を立ち上げました。その名も「しょうぶ文化芸術支援センター Bushland HOUSE 現在しょうぶ学園がある場所から徒歩1分程度。道路を挟んだ向かい側に、20184月の完成を目指し3階建てとなる複合施設を新設予定です。

今現在、全国にはおよそ16万人の知的障害を持った子どもたちがいると言われ、大人を合わせるとその数は74万人程です。これまでしょうぶ学園にも、多くのお問い合わせをいただいていますが、限られた施設機能によりお応えすることができなかったものも多くあります。そうした方々の切実な願いに応えるとともに、必要な時に必要な福祉サービスを受ける権利を保障していけるように多様な選択肢を提供できる環境を整備したい、そう考えています。どうかみなさま、しょうぶ学園のチャレンジを応援して下さい。

完成予定時期:201841

工事状況により遅れる可能性がございますこと、予めご了承いただけますと幸いです。

住所:鹿児島市吉野町4022-1

施設の大きさ:敷地面積2724/建築面積824/延床面積1632

本プロジェクトで集まった資金は、新施設建設の資金の一部に充てさせていただきます。

その他必要資金は国及び鹿児島市の補助金ならびに自己負担(鹿児島相互信用金庫からの借り入れ)にて補塡いたします。


公式サイト:http://www.shobu.jp/

参考サイト:https://greenz.jp/2013/01/16/otto_orabu/

参考サイト:http://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/feature/61/4/

参考サイト:http://www.con-quest.tv/012/06.php

参考サイト:http://soar-world.com/2017/12/07/shoubugakuen/

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