2019シーフェイ(洗肺)旅行と言うインバウンド消費トレンド

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2019シーフェイ(洗肺)旅行と言うインバウンド消費トレンド

シ-フェイは「洗肺」と表記される来日中国人観光客に関する、最近のキーワードです。爆買いは影を潜め、日本各地での旅行を実感する旅が人気です。今後は日本の地方自治体も旅行客誘致に真剣に取り組むのでしょうが、その背景にある様々な状況をご紹介してみます。「2019シーフェイ旅行と言うインバウンド消費トレンド」情報です。

≪インデックス≫

1「シーフェイ(洗肺)とは」

2「シーフェイ旅行に参加する中国人の旅行関心」

3「旅行が台頭した背景要因」

4「人気台頭の日本各地とはどこ?」

5「佐賀県の場合」


1「シーフェイ(洗肺)とは」

参考サイト:https://www.cnn.co.jp/fringe/35121786.html

参考サイト:https://buzfix.tokyo/2019/02/xi-fei/

出典元:https://www.cnn.co.jp/storage/2018/07/02/de8a7870ecc0d243f339b85c4fb91468/t/768/432/d/smog-woman-2-mask-pollution-super-169.jpg

出典元:https://i1.wp.com/buzfix.tokyo/wp-content/uploads/2018/06/tabi-1.jpg?resize=640%2C404&ssl=1

インフォメーション:ここまで中国人観光客の訪日観光ルートは「ゴールデンルート」と呼ばれる東京⇒富士山⇒京都⇒大阪と移動するコースが主流でした。しかし中国人観光客ピーターが増えるにつれ、日本の地方でしか体験できない「コト」を求めて地方に旅行する人が増えてきました。こうした訪日中国人の要求に応え、安心で快適な体験ができるように、国内各地の地方自治体も取り組んで来ましたそのような情勢下で、中国人観光客の頭をよぎったのが「中国国内の大気汚染問題の深刻化」でした。そして生まれたのが「日本の地方でいい空気を味わう洗肺(シーフェイ)体験」と言う旅行コンセプトです。かつては中国の富裕層は北欧、アルプス、南極へ出かけていました。でも中間層であっても行ける手軽な洗肺スポットとして日本の地方「北海道・長野・佐賀・福井・長野」などが 注目され、動員力のある旅行商品が今、続々と誕生しています。

*同音異義語CFAYについて:「Commmander Fleet Activities Yokosuka」米海軍横須賀基地司令部を「シーフェイ」と表しますが、「シーフェイ(洗肺)」はこれとはまったく関係がございません。


2「シーフェイ旅行に参加する中国人の旅行関心」

参考サイト:https://www.asahi.com/articles/ASL5455HXL54UQIP00P.html

参考サイト:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1901/11/news045.html

出典元:http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180504001826_comm.jpg

インフォメーション:今、中国人観光客の関心は日本製品などの「モノ」から、体験を中心とした「コト」へ着実に移りつつあります。その理由は以下のような事情と関連しており、中国人インバウンド客は、観光や体験にお金を使う人が増えていす。

・中国政府が海外からの商品への関税課税を強化し、海外旅行の買物持ち帰りに税金がかかるようになった。

・ショッピングサイトの登場により、中国からでも日本製品が簡単に購入できるようになった。

そのため買い物よりも、「日本でしかできない体験」に目を向ける中国人インバウンド客が増加しはじめた

・また関心が「モノ」から「コト」へ移ったことで、地方の伝統文化や産業が人気になり、地方を周遊する傾向がより強くなりはじめた。

・実際に観光庁が中国人インバウンド客の地方訪問率を来日回数ごとに調査したところ当初から地方の旅行をめざすという旅行客の比率が高く、調査結果でもそのことが歴然とした結果となっています。1回目:78%」「29回目:75%」「10回以上:75%」という調査結果です。

また別の調査ですが次のようなSNSを通じた最新調査データにも上記のトレンドを裏付ける結果がうかがえます。

出典元:http://image.itmedia.co.jp/business/articles/1901/11/rh_kotosho02.jpg

調査は1918年の中国版Twitterとも呼ばれるSNS「ウェイボー」の年間のつぶやきが対象となっており、「日本でしたいこと」に関するつぶやきを年間集計したものです。1位には「買い物したい」、2位「日本料理を食べたい」、3位「温泉に入りたい」など、いかにも外国人が日本に求める内容がランクインしていますが、7位になったのは「森林浴」。もともと中国の都部は大気など環境事情が劣悪で、国外できれいな空気を味わいたいという洗肺ニーズが高かまっていますまた、そもそも中国では欧米圏で森林浴が「フォレスト・ベイジング」などという名称で注目されておりそのこととの関連で訪日客に人気のアクティビティーとなってきたこともあるとみられます。同様に年より順位を上げたのが8位の「エステ」、10位「美容院」といった美容系の項目です。トレンドExpressによると、1916年時点で中国でのエステ市場は5.4兆円規模まで拡大しており実際、同社の担当者によると日本のホテルに併設しているスパやエステ体験ツアーが人気だそうです


3「旅行需要が台頭した背景要因」

旅行販売をする中国最大の旅行社の存在「春秋旅行社」

参考サイト:https://www.lccstyle.com/style/7196

「上海本社新社屋」出典元:https://www.lccstyle.com/wp-content/uploads/2016/03/SpringTour-Shanghai-New-HeadOffice-02.jpg

ンフォメーション:中国の街中で良く見かける緑と黄色の看板。それが中国最大の旅行会社「上海春秋国際旅行社」(別称:春秋旅行社)の店舗です。実は日本向け旅行が急激かつ大規模に拡大してきた背景は、この旅行代理店「春秋旅行社」の存在なくして語ることはできません。現実に2014年頃から顕著になった中国の訪日ブームは、春秋旅行社の日本部門によって協力に推進されてきた経緯があり、今では会社の成長を支える大事な部門の一つになっています。 すでに2012 11 月、東京都に日本春秋旅行株式会社を設立し、日本に訪問する中国人旅行客向けに、宿や観光地、現地の交通手段などの「地上手配」を専門に行う会社(ランドオペレーター)として機能させることもスタートさせています。ここ数年日本への訪日旅行者が急増する中、中国初の民間LCC航空会社、旅行関連不動産への投資会社など幅広く事業を拡大展開した春秋旅行社グループは、今後さらなる訪日旅行の増加に向けて、航空券単体ではなく宿とのパッケージ商品として販売できる、旅行者ニーズに合う日本の宿泊施設を確保していくことを推進予定です。 2018年には民泊施設運営会社などともアライアンス契約を締結しており、日本各地に展開する旅行パッケージをさらに拡販していくものと予想されます。


訪日旅行を取り巻くインフラの確立:以下参照

インフォメーション:現状のような旅行実績を実現し、今後も拡大が予想される背景には、政財界、地方自治体などが参画する制度的なルールの新設や、許認可のスピードアップと言った環境づくりがあったことも否定できません。以下にその重要な要素を整理してみました。

・「ビザ発行の簡素化」

参考サイト:https://news.nifty.com/article/world/china/12190-20181207_00028/

出典元:https://news.nifty.com/cms_image/news/world/12190-20181207_00028/thumb-12190-20181207_00028-world.jpg

インフォメーション:日本は201914日から、中国国民に対する査証(ビザ)発給要件等を緩和することを明らかにし、今後この緩和により、多くの中国人観光客や大学生がビザを取得しやすくなります。旅行サイト・携程網の「世界ビザサービスセンター」によると、1217日に在上海日本総領事館から中国国民に対するビザ発給要件等が201914日から緩和されるという通知があり、その具体的な内容は以下の通りとなっています

過去3年以内に2回以上個人観光ビザを取得して訪日した中国人が数次ビザを申請する場合の提出書類を簡素化し、経済力を証明する書類の提出は不要とする。

これまで中国教育部直属大学(75校)に所属する学部生・院生、及びその卒業後3年以内の卒業生に対する一次ビザの申請手続きを簡素化していたが、対象となる大学を1243校にまで拡大する。これにより対象大学は中国国内の一般学部大学全てがカバーされた。中国の学部大学の在学生、卒業生の規模を鑑みると、同政策により、2500万から3000万人のビザ申請手続きが簡素化される見込み。

統計によると、訪日中国人観光客の数は今年2019年は延べ800万人以上に達すると見込まれています実際、元旦や春節には訪日旅行中国人が急増してます。携程網のビザ関連のプラットフォーム統計によると、元旦に日本に旅行に行くためにビザの申請をした人の数は前年同期比61%増となっていましたまた携程網のサイトと実店舗での海外ツアー旅行、個人旅行の予約状況を見ると、春節に出かける旅行先は、日本、タイ、香港地区、シンガポール、フランス・イタリア・スウェーデン、ベトナム、米国、トルコ、英国、オーストラリア・ニュージーランド、モルディブとなっており、なかでも日本がダントツの一番人気となっていました。携程網でビザの申請ができる約80ヶ国を見ると、2018日本のビザの申請数がトップで、携程網を通して外国のビザを申請している中国人の5人に1人が日本を選んでいます。そのうち、北京、上海、広州、深センなどの一線都市の日本のビザ申請数が上位を占めています。二、三線都市でも日本旅行人気が加熱しており、申請数トップ10は成都、杭州、南京、蘇州、重慶、天津、 無錫、武漢、西安、昆明となっていますこのことは訪日旅行が中国全土に波及浸透していることを意味しており、今後さらなる訪日旅行トレンドが高まっていくと思われます。

・「プリペイドSIM販売」

参考サイト:https://origami-book.jp/column/course-jp/9842

出典元:https://origami-book.jp/column/wp-content/uploads/2017/01/2836146903_d58d601414_z.jpg

インフォメーション:今や海外旅行の必需品となったスマホですが、地図や旅先の情報もスマホ一台あればものの数分で検索できてしまいます。現実に街中でもスマホを片手になにやら調べている訪日観光客をたくさん見かけます。しかしスマホの便利さも、インターネットにつながっていればこそ。日本でも公衆Wifiの設置状況はずいぶんと改善されてきていますが、まだまだ不十分な面も多々あります。そんな時便利なのが、日本国内で購入したプリペイドSIMを、自分のスマホに入れて使用するという方法です。プリペイドSIMは種類やプランの数も格段に増え、主要国際空港でも沢山の種類を取り扱っています。到着空港でSIMを購入してしまえば、持参した端末のものと差し替えてすぐに使用することができます。

*【空港で買えるプリペイドSIM比較】

 SIM 利用期間  価格 データ容量 サービス リチャージ SIMサイズ   空港

BIGLOBE
NINJA SIM

30日間

4900

3GB

データ

2000/1GB
31日間延長)

標準
micro
nano

成田/羽田/関西/中部/新千歳

30日間

7700

7GB

Unari-kun SIM

7日間

4000

無制限

データ

×

micro
nano

成田

15日間

5500

30日間

6500

Unlimited Japan
Prepaid SIM

7日間

4000

無制限

データ

×

micro
nano

 羽田/関西

15日間

5500

Prepaid SIM
for Travel

31日間

2680

3GB

データ

1500/500MB

標準
micro
nano

成田/羽田/中部/関西/新千歳

JAPAN
TRAVEL SIM

30日間

2460

1GB

データ
通話

1500/500MB
3000
/2GB

標準
micro
nano

成田/羽田

90日間

3790

2GB

関西/福岡/メルボルン/シドニー

Prepaid
LTE SIM

10日間

2315

2.1GB

データ

2838/1GB

標準
micro
nano

成田/羽田/関西/新千歳/仙台/富山きときと/那覇

10日間

3704

無制限

30日間

4167

2.4GB

60日間

5093

3.2GB

Prepaid SIM
for JAPAN

7日間

2980

100MB/

データ

×

標準
micro
nano

成田/羽田/関西/中部/小松/鹿児島/福岡/那覇

14日間

3500

U-mobile
プリペイド

7日間

1834

200MB/

データ

×

micro
nano

函館/成田/羽田/福岡/関西/九州佐賀/富山きときと/阿蘇くまもと

15日間

2760

U-mobile
プリペイド irodori   

7日間

2500

2GB

データ

標準
micro
nano

函館/成田/羽田/福岡/関西/九州佐賀/富山きときと/阿蘇くまもと

7日間

5000

無制限

15日間

4000

3.5GB

Wi-Ho!
Prepaid SIM

7日間

3800

2GB

データ

1834/1GB

nano

成田/羽田/関西/新千歳/福岡

30日間

5500

5GB

Wi-Ho!
Prepaid SIM

15日間

5500

1GB

データ
通話

×

nano

成田/羽田/関西/新千歳/福岡

7500

3GB

JAPAN PREPAID
SIM

7日間

2400

1GB

データ

標準
micro
nano

成田/羽田/中部/関西/新千歳/福岡

2800

3GB

3800

無制限

15日間

3500

3GB

5800

10GB

6800

無制限

30日間

9800

無制限

JAPAN PREPAID
SIM

15日間

5500

1GB

データ 通話

nano

成田/羽田/中部/関西/新千歳/福岡

7500

3GB

販売価格は小売店によって変わります。

・「キャシュレス化インフラの浸透」

参考サイト:https://airregi.jp/mp/alipay/

出典元:https://cdn.airregi.jp/mp/asset_static/img/alipayapp.jpg?v=20180913

インフォメーション:訪日中国人旅行客は最近リピーター個人旅行が増えており、訪問エリアも大都市から地方に分散する傾向にあります。外国人にとって使い慣れない日本円の扱いは難しいものです。また盗難などの恐れから、多額の現金を持つことに抵抗があるので、まとまった額の支払にはクレジットカードを使いたいという潜在的なニーズがあります。しかし日本国内の小規模店舗では現金以外の支払方法を選べないことが多く、中国人旅行者に限らず、訪日外国人が日本国旅行で不満を感じる要因の1つになっています。多くの外国人はクレジットカード決済を利用することができますが、中国人はクレジットカードの審査に通れる人が少なく、中国国内では銀行口座が紐づけられたスマホアプリ決済が急速に普及しています。「支付宝(アリペイ)」と「Wechat Pay(ウィーチャットペイ)」が中国2大決済と言われており、日本でも空港や百貨店で利用できるようにしたところ、売上が上がったという報告もあります。そのため、中国人向けの決済手段を用意することは、販売機会を逃さないために今後必ず必要な対策であると考えられます。特に観光客の増加が見込める地方では早めに対策を講じることで、訪日外国人による経済的な恩恵を受けられる可能性があります。支付宝(アリペイ)Wechat Pay(ウィーチャットペイ)はいずれもスマートフォンアプリを利用した決済方法です。どちらも基本的な仕組みは同じで、スマホにダウンロードしたアプリに中国国内の銀行口座を紐づけて使います。お店では決済用のスマホやタブレットを用意し、アプリに表示させたQRコードをお客様に読み取ってもらうと、お客様のアプリに登録された銀行口座から代金が引き落とされます。偽札が多い中国では通貨に対する信用度が低いことや、クレジットカードに比べると手数料がほとんどかからないこと等から、アプリ決済が広まったと言われています。支付宝(アリペイ)Wechat Payについてネットで調べてみると、消費者はスマホアプリをダウンロードすることで簡単に利用できることがわかります。しかし消費者向けのアプリには店舗用の機能は付いていません。や

むなく個人向けの送金機能を利用しようとすると、中国国内の銀行で開設した口座が必要です。また首尾良くアプリに中国の銀行口座を紐づけることができたとしても、その口座に入金された代金を日本の口座に移すためには、多額の手数料が発生してしまいます。こういった問題を解決するため、日本国内ではアリペイやWechat Payの代理店が存在し、日本でも簡単に中国人向け決済を導入するためのサービスが本格的に数多く展開されています。この決済インフラ拡大が中国人旅行者の便宜に直結していくものと思われます。

≪次ページパート2≫もご覧ください