さようなら、消えゆく老舗スイーツ

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さようなら、消えゆく老舗スイーツ

今年2018年だけでなく、ここ数年、有名な老舗菓子店が倒産・廃業に追い込まれています。都市部の激しい競争環境が起因したというのではなく、地方にも及ぶ全国的な現象です。そこでご報告します「さようなら、消えゆく老舗スイーツ」情報です。もうあの味には出会えません!

≪ノミネートリスト≫

1「新宿・花園万頭」

2「人形町・亀井堂」

3「神戸・モンブランKOBE」

4「神戸・御影高杉」

5「神戸・イグレックプリュス」

6「東金・湖月堂」

7「静岡・ロリエ常盤家」

8「石川・萬寿堂」

9「金沢・坂尾甘露堂」

10「新潟・みながわ製菓」

11「世田谷・Great Oaks」

12「鎌倉・レザンジュ」

13「渋谷・カムデンズブルータスドーナツ」

14「名古屋・デモーニッシュ」

15「伊東・丸伊」


1「新宿・花園万頭」 

公式サイト:https://www.tokyo-hanaman.co.jp/

 

「新宿本店」出典元:https://www.tokyo-hanaman.co.jp/common/img/history_sub3.jpg

出典元:https://www.tokyo-hanaman.co.jp/common/img/product1.jpg

出典元:https://www.tokyo-hanaman.co.jp/common/img/product2.jpg

有名商品:「花園万頭」「ぬれ甘なつと」

営業終了日時:2018年5月末破産申請。

新会社設立日:2018年6月20日

新会社主要株主:株式会社パティスリー銀座千疋屋

インフォメーション:天保5年(1834年)に金沢で創業した石川屋本舗に始まる老舗の和菓子店です。明治39年(1906年)に3代目の石川弥一郎が上京し、はじめ青山、後に赤坂中ノ町に店を構えましたが、昭和4年(1929年)に火事で店舗や工場を焼失しました。翌昭和5年(1930年)、加賀前田藩の御用地であった新宿に移転。そこで、近くの花園神社に因んで花園万頭と名付けた新製品を発売し、屋号も花園万頭本舗に改めました。当時の一般的な饅頭のおよそ2倍にあたる2銭の値を付け、「日本一高い、日本一うまい」と謳ったこの饅頭は大当たりしました。平成6年(1994年)6月期に約42億円の売り上げを記録しましたが、バブル期における工場の増改築などの不動産投資による有利子負債が重荷となり経営が悪化。経営改善策として平成27年(2015年)5月には本社ビルを売却しましたが、平成28年(2016年)6月期に債務超過に転落。平成29年(2017年)からは、テナント料や税金の滞納や管理職への給与の遅配が目立ち始めるようになっていました。このため、花園万頭(以下旧社)は、平成30年(2018年)5月31日に、東京地方裁判所へ破産を申請。同日付で保全管理命令を受けました。破産を申請した理由として「スポンサーが見つからず、破産を申請するに至った」とコメントしています。旧社は、パティスリー銀座千疋屋が設立した株式会社花園万頭(新社)への事業譲渡後の2018年7月2日に、東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。旧社の創業者一族の資産管理会社であった有限会社山菱も、同年10月17日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。旧社は、保全管理命令期間中にスポンサーを探し、スポンサーが見つかり次第、事業譲渡を行う意向を示していました。2018年6月11日に事業譲渡に関する入札が行われ、入札の結果、銀座千疋屋の子会社であるパティスリー銀座千疋屋が優先交渉権を獲得し、同年6月28日に、パティスリー銀座千疋屋を支援スポンサーとし、旧社の事業を同年6月20日にパティスリー銀座千疋屋が設立した新会社である株式会社花園万頭へ譲渡する契約を締結しました。

関連住所:〒160-0022東京都新宿区新宿5-16-11新宿光ビルディング


2「人形町・亀井堂」

参考サイト:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13043143/

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/27533/320x320_rect_27533035.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/37695/320x320_rect_37695092.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/27533/320x320_rect_27533027.jpg

有名商品:「瓦せんべい」「人形焼」

営業終了日時:2018年9月破産開始決定

インフォメーション:三千石の旗本だった江戸旧家の佐々木家が、昭和4年(1929年)神戸元町の亀井堂総本店よりのれん分けされて創業したのが人形町亀井堂です。当時、新興であった港町神戸のハイカラな食文化と、江戸の武士の家風を融合させた菓子づくりの精神は、ここまで脈々と受け継がれてきました。看板商品は素朴で上品な味が特徴の瓦せんべいと、小麦粉と砂糖、はちみつ、卵の風味を活かした人形焼です。『小瓦』は、140年前の配合を基本的に守りながら、甘みをほどよく控えた一品。薄焼きで、パリッとした歯ごたえが楽しめます。『人形焼』はバターや牛乳を用いないつくり方で、北海道産小豆を100%使用したこし餡も店の上にある工場で毎日練り上げていました。なお2018年9月東京地裁から破産開始決定を受け閉店しました。

関連住所:〒103-0013東京都中央区日本橋人形町2丁目20-4

問合せ:03-3666-6654


3「神戸・モンブランKOBE」

参考サイト:https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280109/28030279/

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/52255/320x320_rect_52255352.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/61368/320x320_rect_61368700.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/28295/320x320_rect_28295210.jpg

有名商品:「リーフパイ」「チーズケーキ」

営業終了日時:2018年10月22日全店閉鎖

インフォメーション:モンブランは大久保インター近く、神戸市西区上新地にセントラル店があり、兵庫県内に15店舗、青森県に1店舗を展開。加古川には「スイーツカフェバー ヴレ クーフゥ」という名前で1店舗経営していました。 同業者間の競合や原材料費の高騰、出店に伴う借り入れ負担などから収益は低調で赤字決算が散発し、長らく債務超過となっていました。こうしたなか、2017年5月に妙法寺駅店(兵庫県神戸市須磨区)、7月に湊川店(神戸市兵庫区)、2018年に入っても7月にエキナ新開地店(兵庫県神戸市兵庫区)をオープンするなど積極的な経営を続けていましたが、既存店の売り上げが伸び悩み、2018年6月期の年売上高は約5億2100万円にダウン。新規出店に伴うコスト増などにより約3100万円の当期損失を余儀なくされたことなどから資金繰りがひっ迫し、金融機関に対して借入金の返済条件緩和を要請し再建を目指していましたが、ここに来て支えきれず今回の全店閉鎖という事態になりました。

モンブランKOBE本店住所:〒651-2411兵庫県神戸市西区上新地1丁目1-2

問合せ:078-967-7500


4「神戸・御影高杉」

参考サイト:https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280106/28000805/

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/31093/320x320_rect_31093559.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/71854/320x320_rect_71854235.jpg

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有名商品:「イチゴショートケーキ」「オペラ」など

営業終了日時:2017年8月31日本店閉鎖

インフォメーション:和・洋菓子製造販売の本高砂屋(神戸市東灘区)は洋菓子ブランド「御影高杉」の全3店舗を2017年9月末までに閉店しました。看板シェフの後継者難で、阪神・淡路大震災後から20年掲げた看板を下ろしました。御影本店は8月31日に閉店しました。御影本店は1996年、阪急御影駅前にオープン。どこから食べても味にばらつきがない四角いイチゴのショートケーキで人気を博しました。ケーキをきちんと作れる若手を育成するため、シュークリームやプリンはあえて扱いませんでした。2014年には東京進出を果たすなど最大で6店舗を運営しました。しかし人手不足などで、東京からは1年ほどで撤退。同社執行役員で看板シェフの高杉良和さん(65)の後継者探しも難航し、結局、閉店を決定しました。

関連住所:〒658-0047兵庫県神戸市東灘区御影2丁目4-10

問合せ:078-811-1234


5「神戸・イグレックプリュス」

参考サイト:https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28007132/

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/34368/320x320_rect_34368733.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/34368/320x320_rect_34368766.jpg

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有名商品:「サブレ」「フィナンシェ」

営業終了日時:2017年2月

インフォメーション:2017年2月、パンや焼き菓子などを製造し神戸、大阪、東京で菓子店やカフェなどを展開してきたイグレック・プリュス(神戸市中央区)が事務所を閉鎖し、事後処理を弁護士に一任したことが2月1日、帝国データバンク神戸支店から発表されました。負債総額は6億7千万円。同社は神戸北野ホテル(同)の総支配人・総料理長で運営会社社長の山口浩氏が2001年に設立。百貨店などに積極出店しましたが、競争激化や景気低迷を受け、2015年9月に全保有株式を沖縄県石垣市の不動産業IBSに譲渡しました。(*以後、時間が経過し同ホテルと資本関係は解消)イグレック・プリュスの売上高は2010年6月期の約16億円から2016年6月期には11億8千万円に減少。同年10月ごろから資金繰りが悪化し、再建計画を策定して取引先などに説明していました。神戸や大阪、東京で販売店6店やカフェ3店などを展開していましたが、大丸神戸店、同梅田店、JR六甲道駅の商業施設プリコ六甲道店に入る店舗は早期に閉鎖。大丸心斎橋店とそごう神戸店の店は2017年1月31日に閉店しました。

*全店閉鎖状態ではないようで、一部エリアの店舗は営業を継続しているようです。

ホテルブティック店所在地:〒650-0003兵庫県神戸市中央区山本通3丁目14-15

問合せ:078-222-1909


6「東金・湖月堂」

参考サイト:http://cogets.co.jp/

参考サイト:https://tabelog.com/chiba/A1205/A120503/12005234/

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/63429/320x320_rect_63429343.jpg

出典元:https://tblg.k-img.com/restaurant/images/Rvw/47896/320x320_rect_47896252.jpg

有名商品:「ゆず羊羹」

営業終了日時:2018年8月28日千葉地裁より破産手続き開始決定

インフォメーション:1898年(明治31年)に創業の同社は、東金市の名産・ゆずを使用した「ゆず羊羹」を中心に、せんべい・サブレー・最中など和菓子の製造・販売を手掛け、東金市内にて3店舗を展開していたものの、経営の合理化を理由に2018年5月9日付で本店を閉店していました。 官報によると、千葉県東金市に本拠を置く和菓子製造・販売の「株式会社湖月堂」は、8月28日付で千葉地方裁判所八日市場支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。

関連住所:〒283-0802千葉県東金市東金1205

問合せ:0475-52-2024


7「静岡・ロリエ常盤家」

参考サイト:http://perspective.wp-x.jp/archives/1907

参考サイト:https://www.sakuyaoi.com/entry/laurier-takoman

出典元:http://perspective.wp-x.jp/wp-content/uploads/2017/06/6127-300×225.jpg

出典元:http://perspective.wp-x.jp/wp-content/uploads/2017/06/6126.jpg

有名商品:「アマンド娘」「駿河」「花八景」

営業終了日時:2017年6月12日事業停止、自己破産申請の準備に入る

インフォメーション:株式会社ロリエ常盤家(静岡市清水区七ツ新屋)は、2017年6月12日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入りました。当社は明治44年創業、昭和37年9月に法人改組した菓子製造販売業者で当初は洋菓子専門店として展開してきましたが、その後和菓子、洋菓子の両方の製造を手がけていました。オリジナル商品の「アマンド娘」「駿河」「花八景」は地元での知名度は高く、店舗も静岡市内を中心に15店舗を構えていました。しかし全国的な知名度を誇る県内銘菓との競争、同業他社の洋菓子店出店や郊外型大型ショッピングセンターの進出、コンビニスイーツの増加などから集客力が低下。そのため静岡市内に店舗を集約し、また新事業としてOEM受注による卸部門を立ち上げ、経営改善に努めていました。しかし売上が思うように改善しない中、店舗展開による設備投資が重荷となり資金繰りも悪化。経営の立て直しのため中小企業再生支援協議会主導のもと、金融債務をリスケジュールや不採算店舗の見直しなどを行いましたが、ついに支え切れず自己破産の事態となった模様で、負債総額は平成28年9月期末時点で約3億8900万円。

*追記:20176月に全店閉店となってしまった『ロリエ常盤家』が、西の洋菓子チェーン『たこまん』グループと合併!『ロリエたこまん』という名前で清水区にオープンしました。

旧関連住所:静岡県静岡市清水区七ツ新屋553

*ロリエたこまん所在地:〒424-0847静岡県静岡市清水区大坪2丁目4-1


8「石川・萬寿堂」

参考サイト:http://notokankou.seesaa.net/article/49294040.html

参考サイト:http://www.shokokai.or.jp/17/174071ke27/index.htm

出典元:http://notokankou.up.n.seesaa.net/notokankou/image/manjyudou1.jpg?d=a2

出典元:http://www.shokokai.or.jp/cpsite/17/174071ke27/2_1/IMG_0098ekubotop.jpg?13501315082018

有名商品:「えくぼ大福」

営業終了日時:2018年10月22日金沢地裁より破産手続き開始決定

インフォメーション:昭和40年―能登の國、鹿島郡中能登町にて萬寿堂は誕生いたしました。創業者は「おいしさ」を追求し、和菓子の命である餡に素材と製法をこだわりました。能登の自然の恵みの水で製餡された、「小豆の王様」北海道十勝産の餡には、長年の定評をいただいてきました。そのこだわりの命で作られた、平成6年全国菓子博大賞を受賞した「えくぼ大福」は、おかげ様ではや40年。創業者のこだわりと菓子に対する心を大切に受け継ぎ、更なる「おいしさ」にチャレンジし続けてきました。

旧関連住所:石川県鹿島郡中能登町二宮ヨ部122-1

問合せ:0767-76-0129

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