ウーバー(Uber)って何?2019

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ウーバー(Uber)って何?2019

最近UBERって何?とよく聞かれて困ります。基本的なことは知っているのですが、どうも相手が知りたいことと、齟齬があるようです。そこで、正しい日本におけるUber説明を行うための情報を整理してみました。ご案内します「ウーバー(Uber)って何?」情報です。

INDEX―

1「UBERの軌跡」

2「日本におけるUBERのここまで歴史」

3「日本におけるUBER停滞の背景」

4「ブレイクスルーするかUBER EATS


1「UBERの軌跡」

出典元:https://d3i4yxtzktqr9n.cloudfront.net/uber-sites/f452c7aefd72a6f52b36705c8015464e.jpg

Uber利用に関する概要―

そもそもUber(ウーバー)とは、アメリカ合衆国の企業ウーバー・テクノロジーズが運営する、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリのことを意味し、現在、そのサービス世界70カ国・地域の450都市以上で展開されています。サービス開始の基本スタイルはスマートフォン経由で、ハイヤーのような運転手付の高級車を呼ぶことができるシステムとしてスタートしました。

基本の利用ルールは、まづUber利用者は、スマートフォンに専用アプリをダウンロード、インストールし、初回に、名前、メールアドレス、クレジットカード番号などの情報を登録する必要があります。専用アプリを起動すると、画面上に地図が表示され、利用者は、地図上の乗車したい場所をタップしてピンを指し示します。するとGPS機能によって、配車場所に一番近いUberの車の到着時間が表示されます。利用者は、配車用の依頼ボタンをタップすることで実際に車を呼ぶことができます。画面には、配車場所に向かう車の種類やナンバー、運転手の情報が表示され、車のアイコンが、地図上でリアルタイムに移動します。目的地に到着すれば、事前に登録したクレジットカードでの決済が可能なため、降車もスムーズです。また降車後には、領収書をメールで受け取ることができる他、運転手の評価も行えます。Uber東京の場合、基本料金が103円、1分当たり67円、1キロメートル当たり308円で、最低乗車料金は823円です。

Uberの歴史概要―

出典元:https://business.nikkei.com/atcl/report/16/011200195/011200001/fb.jpg

現本社所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ マーケットストリート1455

創業年:20093月設立

創業者:トラビス・カラニック/ギャレット・キャンプ

概要:Uber20093月にトラビス・カラニックギャレット・キャンプにより設立されました。話題となったサービス展開の特徴とは、一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している点でしたこれまで世界のタクシービジネスにおいて領収書を発行しない」「メーターを倒さず、法外な料金を請求しボッタクる」「わざと遠回りして料金を請求する」といった問題が多発しており、これらの問題を回避し、さらに車両オーナーにとって「簡単な小遣い稼ぎ」ができるメリットが、UBERビジネスモデルのポイントとなっています。しかし、既存のタクシー業界からの反発も根強く、訴訟や運輸当局から営業禁止命令を受けたり、タクシーと同等の規制を課す国、地域もあるほか、企業としては運転手を直接雇用しないビジネスモデルだけに運転手の一部から雇用関係の認定や、損害賠償を求める訴訟を起こされるリスクを抱えてきました

出典元:https://assets.media-platform.com/gizmodo/dist/images/2018/10/26/181026_uber-w1280.jpg

このようなUberの革新性と軋轢を抱えてきたワールドワイドなサービスは世界に一気に波及しましたが創業から7年目、最初の壁にぶつかります。まづ2016年、中華人民共和国の市場から撤退します。20176になると、休職していたトラビス・カラニックCEO主要投資家らから辞任を求める共同書簡を受け取り、その後辞任を表明します。辛うじてカラニックは取締役としてのみ留まりますがUberCEOCOOCFOCMOの主要ポストが全て空席状態になりますその後20178月、取締役会が次期CEOに旅行サイト大手エクスペディア・グループCEOダラ・コスロシャヒを指名し、正式に就任が発表されますさらに20171228日、ソフトバンクグループ、ドラゴニアインベストメント、TPGキャピタルテンセントセコイア・キャピタルからなる投資家連合が総額約90億ドルを出資し17.5%の議決権を取得します2018326日、東南アジア事業をGrabに売却し、このエリアの市場から撤退しました。その一方20194には、ニューヨーク証券取引所への株式公開を申請し、510日、同証券取引所における取引が開始されています事業展開は短期間に紆余曲折がありましたが、201910月現在、Uberの主要株主は全体の16.1%を占める「ソフトバンク」です。

*「カラニック」エピソード―

よくある話で立志伝中の人物には様々な与太話がついて回りますが、カラニック氏も例外ではないようです。ちょっと面白いのでご紹介します。

出典元:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71Y3LUS%2B6SL.jpg

トラビス・カラニックは1976年生まれ。ロサンゼルス郊外サンフェルナンドバレーのノースリッジという中流家庭が集まる地区で育ちます。父親のドンは陸軍に2年間従軍した経験があり、土木技師としてロサンゼルス市に勤めていました。母親のボニーはロサンゼルスデイリーニューズ紙の広告営業でした。

グラナダヒルズ高校時代は陸上競技部に所属。専門は走り幅跳びで、1600メートルリレーのアンカーも務めたと言います。高校の卒業アルバムには、真剣な顔で右足を前に伸ばした空中姿勢の写真が載っており、全力を出し切るタイプだというのが本人の評です。

出典元:https://i.ebayimg.com/00/s/OTg3WDE1MzE=/z/518AAOSw54NdpNwl/$_57.JPG?set_id=880000500F

学生の頃、86年式の古い日産セントラに「カットコ」のナイフを積み、一夏をかけて2万ドル分を売り歩いたエピソードがあります。カットコというのはキッチン用品のブランドで、学生が売り歩くことが多いことで有名な商品です。また数字や試験に強く、大学進学適性試験(SAT)の数学で満点を取ったカラニックは、家庭教師もしたと言います。「数学の試験時間は30分だったけど、8分もあれば全問解くことができた。英語の試験だと肩も首も痛くなるし、30分の試験時間中、ずっと悩み続けることになる。でも数学なら、どんどんマークシートを埋められるんだ」 と公言していたと言います。

当時から起業家に富むカラニックは、高校卒業直後の夏には、級友の父親とふたりでニューウェイアカデミーというSATの予備校を立ち上げます。パートナーの勤務先である韓国系の教会を通じて生徒募集をしたところ、何百人もの生徒が集まり、当時UCLAに入学していたカラニックは、土曜日の午前中、ワイシャツ・ネクタイ姿で「1500点以上」という上級クラスを教えます。ここで生徒の成績を飛躍的に伸ばすことに成功し、「事業というもので成功するコツ」を感じ取ったかも知れません。

出典元:https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2017/06/21/5909f487fcd8eb1a008b49b8.png

1998年になると、級友6人とともに大学を2年で中退し、「スカウア・ネット」を開発することにします。グーグルと同じころ公開された検索エンジンの走りで、大学内ネットワークにつながれた学生のコンピューターを検索し、映画やテレビ番組、楽曲などのマルチメディアファイルをみつけることができるシステムでした。言わずもがなですが、このようなファイルのほとんどは、著作権など無視し、ただでダウンロードできるようになっていました。公開後、ロサンゼルスタイムス紙やウォール・ストリート・ジャーナル紙などに取り上げられ、ユーザー数が急増します。スカウアは特に学生に人気で、19996月には1日のページビューが150万、2カ月間の訪問数が90万となっていきました。しかし、スカウアは複数のエンタメ企業から訴えられ、総額2500億ドルにも及ぶ法的責任を問われると、すぐに連邦倒産法のチャプター11を申請し破産します。

出典元:http://d3sdoylwcs36el.cloudfront.net/Entrepreneurship_styles_europe_vs_usa_the_gillmor_gang_c.jpg

しかしカラニックは、ネットワークソフトウエア開発企業Red Swooshで再起を図ります。しかし、またもやトラブルに見舞われます。スカウア共同創業者で、旧友のマイケル・トッドと対立関係に陥いるのです。ニューヨークの同時多発テロ(9.11)後に株式市場が暴落したとき、Red Swooshは従業員の所得税分を企業の再投資に回し、法の境界線を越えてしまいます。 結果、共同創業者たちは仲たがいし、Red Swoosh社はその後、上場することも企業を売却することもできなくなる寸前に陥いりました。嫌気がさしたカラニックはその後、両親が住む家に戻り、より多くの資金を調達するとともに、2007年にはRed Swoosh社をアカマイ社(Akamai)に2300万ドルで売却し、氏は億の金を手にします。そして2008年、「LeWeb テクノロジー・カンファレンス」に出席したとき、カラニックはウーバーにつながるビジネスアイデアを耳にします。そして、ボタン1つで黒塗りの配車サービスのコストを下げる、新たな方法を考え出していくのです。商才豊かなカラニックですが、彼の半生はジェットコスターと称されるだけのドラマをはらんでいるようです。


2「日本におけるUBERのここまで歴史」

出典元:https://uberblogapi.10upcdn.com/wp-content/uploads/sites/68/2015/09/tokyo_UberRECYCLE-giving_blog_960x540_r2-960×540.png

日本では、20139月に日本法人「Uber Japan株式会社」が第2種旅行業者として登録され、同年11より台数限定でのトライアルサービスを行い、20148より東京都内全域で本格的にタクシーの配車サービスを開始しました。その後、青森市仙台市郡山市横浜市名古屋市京都市大阪市神戸市広島市福岡市などでもタクシーの配車が利用可能になりました。また20152には、福岡市において諸外国同様に一般人が自家用車で運送サービスを行う「みんなのUber」のテストを開始しましたが、国土交通省から「自家用車による運送サービスは白タク行為に当たる」として、サービスを中止するよう指導が入り、同年3にサービスを中止します。2015104日、リサイクル可能な衣類を回収して東北に届けるというチャリティーイベント「UberRECYCLE」を開催。イベント期間中、対象エリア内でウーバーのアプリを開くと、配車に加え「RECYCLE」メニューが出現し、前日に講習を受けてドライバーアプリをインストールしたボランティアドライバー(一般人)が自家用車で向かい、衣類を回収するというもので、ウーバードライバーの体験ができるトライアル型のイベントでした。 20151020国家戦略特区諮問会議で、内閣総理大臣安倍晋三は「過疎地などで観光客の交通手段として、自家用自動車の活用を拡大する」と述べ、一般の人が自家用車で有償送迎する「ライドシェア(相乗り)」を可能にする規制緩和を検討するよう指示しましたが、対象は地方を中心とする国家戦略特別区域であるため、依然、日本で一般ドライバーによる、本来のUberサービス開始時期は未定のままです。 翌年の2016525日、トヨタ自動車とライドシェア領域における協業を検討する旨の覚書を締結します。そして2016526日、京都府京丹後市NPO法人がUberの仕組みを採用して、一般人による有償旅客輸送を開始しました。しかし、これに対し、タクシー業界側は対抗手段として京都市内の事業者が営業所を開設するという事態が発生しました。これ以降も、UBERのサービスが進捗拡大したという状況はなかなか生まれていません。


3「日本におけるUBER停滞の背景」

出典元:https://dg24ae6szr1rz.cloudfront.net/photo/c3671e2aee115afff98f61ea6ff97a66.jpg/w1100/tr/file

ではなぜ、「Uber(ウーバー)」の配車サービスが米国や英国のように普及しないのでしょうか?タクシー会社反対が存在するのは事実です。しかしUberが普及しているアメリカやヨーロッパにも、タクシー会社はあり、実際Uberに反対しています。反対を受けて、ロンドンでは20179月にUberを禁止しました。これを機に、ドイツをはじめEU諸国でも、禁止の動きが活発化しています。その一方、中国Uberと同じ配車アプリを展開する滴滴出行(ディディチューシン)は将来性を見越しUber China買収し、自社全体の利用者は3億人を超えていると言います。日本でもUberはサービスを提供していますが、ではなぜ日本だけUberが広がらないのかでしょうか。

出典元:https://bucket.dan-de-go.com/img/20190315190709_13b92cc391a3dae01bdbe02b0833ad10294549e6.gif

根本的に存在する最大の障壁は「岩盤規制」といわれる既得権益を擁護する法規制で、タクシー業者を守るための規制にほかなりません。諸外国と比較しても、この規制はかなり強固と言えます。またタクシーが過剰になるほどタクシーの利用者が少ないことも挙げられます。世界的に見ても、Uberが人気なのはタクシーが少なくて、捕まりにくい国ばかりです。日本はタクシーを捕まえやすい分、新しいサービスを使ってまで利用したいと思わないのが一つと、タクシーを利用する高齢者たちがスマホをうまく使いこなせない問題があります。Uberは専用アプリの操作方法がわからなければ、利用できませんので操作方法を覚えるならば電話でタクシーを呼んだ方が早いと言えます。もう一つ、日本的な問題点としてあげられることに、ガソリンが海外より高い点があります。車のガソリン代はドライバー側が負担しますから、燃料が高ければその分ドライバーの利益は少なくなります。他にも自家用車で商売したいと思う人が少なかったり、会社での労働時間が長いので、副業としてドライバーをするには時間や体力が無い等、ドライバーになる人が海外に比べると少ないと考えられます。


4「ブレイクスルーするかUBER EATS

出典元:https://japaneseworker.com/wp-content/uploads/2019/03/ubereats-system-image.jpg

そのような本来の配車サービス業務が浸透しない日本において、Uberが設計した新戦略がUBER EATSです。簡単に言うと「ウーバーイーツとは新時代の料理のデリバリーサービスです。スマホアプリやWebから注文するとレストランと配達する人がマッチングされ効率良く料理が届けられる仕組みです。1品からでも気軽に注文可能でカード払いなら受け取りも一瞬です。スマホの普及により実現した最先端のマッチングサービスと言えます。日本でのウーバーイーツは、実は2016年に東京で開始され現在は東京・横浜・川崎・大阪・京都・神戸・名古屋・福岡・埼玉・千葉で展開されています。地域の名店のレストランからマクドナルド・ケンタッキー・大戸屋などのチェーン店まで幅広く連携しており、今では日本国内でとても身近なフードデリバリーサービスになっています。

1品から気軽に注文できる(最低注文金額なし)
・仕事・育児で忙しい時や、寝起きのベッドの上からもスマホで簡単に注文可能
・受取りは一瞬、身支度する必要がない(カード払いの時)
・玄関先やオフィスまで来てくれるので、他の作業をしながら待っていれば時間を有効活用できる

・・・と言ったユーザーメリットがあり、市場は順調に拡大しています。

・配達する時間・場所を自分で自由に調整できる
・副業としても最適
・週単位ですぐに報酬を手に入れられる
・上司がいるわけでもないので人間関係で悩むことが少ない
・適度な運動になり痩せる
・好きな自転車(原付バイク)を使える

・・・といった、働き手のメリットもあり市場拡大を後押ししています。

しかし、その一方で、いくつかの問題も発生しています。

・配達時間がかかることがある

・配達員の接客態度がよくない

・配達員とUberの雇用契約が個人事業主契約なので、年金・保険・ガソリン代・事故対応などはすべて、契約個人の負担になる

・・・と言った問題点です。しかし、人々の生活スタイルが便利至上主義に向かっている現在、これらの諸問題への対応を果たすことでウーバーイーツの躍進は続いていくのではないでしょうか・・・・。

なおウーバーイーツのサービスの内容については以下の、公式サイトから直接ご確認ください。

UBER EATS公式サイト:https://www.ubereats.com/ja-JP/tokyo/

参考サイト一覧―

参考サイト:https://ja.wikipedia.org/wiki/Uber
参考サイト:https://www.uber.com/jp/en/
参考サイト:https://www.gizmodo.jp/2018/10/uber-sec-request.html
参考サイト:https://business.nikkei.com/atcl/report/16/011200195/011200001/
参考サイト:https://www.businessinsider.jp/post-34540
参考サイト:https://www.sekaimon.com/itemdetail/303321737559?country=US
参考サイト:https://www.masternewmedia.org/entrepreneurship-styles-usa-vs-europe-the-gillmor-gang/
参考サイト:https://president.jp/articles/-/23655
参考サイト:https://www.ubereats.com/ja-JP/tokyo/
参考サイト:https://www.uber.com/ja-JP/blog/uberrecycle/
参考サイト:https://car-me.jp/articles/7230
参考サイト:https://enjin-classaction.com/column/detail/?columnId=1027&category=scam
参考サイト:https://www.ubereats.com/ja-JP/tokyo/
参考サイト:https://japaneseworker.com/?p=5405